「私立大学は高い、なんとか学費を抑える方法はないか」と思っている方は多いですよね。受験生や保護者の方は、どうしても「お金」のことで悩んでしまいがちです。今回はそのような方へ向けて、「学費を抑える方法としての特待生制度」をご紹介します。
早慶上理や関関同立、GMARCHや成成獨國武と呼ばれるような難関・中上位の私立大学ではありませんが、「狙いやすい特待生制度があり、学生の過ごし方次第では十分に充実したキャンパスライフを送れる」2つの大学をご紹介します。
高崎健康福祉大学と白鷗大学です。希望している学部学科があるのであれば、ぜひ学費を抑えるために特待生にチャレンジすることをおすすめします。
それでは、両大学の学業特待生制度を簡単にまとめましたので、見てみましょう。
高崎健康福祉大学の特待生制度
一般選抜A日程は全ての受験者を対象に、優秀な成績を修めた人を「特待生」として決めていきます。総合型選抜・学校推薦型選抜の合格者も、入学の権利を保持したまま「特待生」にチャレンジできます。(特待生試験にチャレンジして、仮に点数がひどくても不合格には切り替わらないということ)
最大100%の授業料を4年間(薬学部は6年間)免除
SS特待 | S特待 | A特待 |
卒業までの授業料 | 卒業までの授業料 | 卒業までの授業料 |
100%免除 | 50%免除 | 25%免除 |
SS特待生 | S特待生 | A特待生 | |
学科 | 免除額(支払額) | 免除額(支払額) | 免除額(支払額) |
生物生産学科 | 360万円(188万円) | 180万円(368万円) | 90万円(458万円) |
子ども教育学科 | 320万円(128万円) | 160万円(288万円) | 80万円(368万円) |
社会福祉学科 | 320万円(128万円) | 160万円(288万円) | 80万円(368万円) |
医療情報学科 | 320万円(128万円) | 160万円(288万円) | 80万円(368万円) |
健康栄養学科 | 352万円(228万円) | 176万円(404万円) | 88万円(492万円) |
看護学科 | 360万円(228万円) | 180万円(408万円) | 90万円(498万円) |
理学療法学科 | 360万円(188万円) | 180万円(368万円) | 90万円(458万円) |
薬学科(6年) | 720万円(448万円) | 360万円(808万円) | 180万円(988万円) |
健大スカラシップ選抜(SS特待)
出願期間
11月後半から12月1週目あたり
実施日
1次試験・・・12月中旬
2次試験・・・12月下旬
選抜会場
本校(高崎)・東京
入学検定料
3万円
一般選抜A日程/既入学手続者特待生選抜
出願期間
12月下旬から1月下旬
実施日
2日間実施
選抜会場
本校(高崎)・札幌・仙台・水戸・宇都宮・さいたま・東京・新潟・長野・松本
入学検定料
一般選抜A日程・・・3万円
既入学手続者特待生選抜・・・2万円
白鷗大学の学業特待生制度
経済的な負担を軽くし、安心して学業に専念できる環境を整えられるように、開学以来続いている制度です。学業特待生は1・2年次の2年間、学費が免除されます。さらに1・2年次の成績優秀者は、3・4年次に後期学業特待生として、さらに2年間学費が免除されます。(入学後に新たに採用されることも可)
この制度によって免除された費用で、資格取得や留学を目指すこともできます。
Point 1 4年間の減免額は180万円
一般学生 | 学業特待生 | 免除額 | |
経営学部・法学部 | 432万円 | 260万円 | 172万円お得 |
教育学部 | 448万円 | 268万円 | 180万円お得 |
国公立平均額(4年間) | 約242万円 | ほぼ変わらない | |
私立平均額(4年間) | 約444万円 | 200万円近く少ない |
Point 2 合格者は750名以上
例年総受験者数が3700名ほどであり、その中の750名が学業特待生合格となっています。毎年多くの新入生が、学業特待生として学んでいます。
Point3 受験機会は8回あり手続き締め切りは国公立大学合格発表後
それぞれ以下の検定料で受験でき、学業特待選抜と併願しても追加料金はありません。
本学受験型 | 25,000円 |
共通テスト利用型 | 15,000円 |
入学手続きも国公立大学合格発表後(3月上旬)まで待てるので、国公立大学希望者にはありがたい制度となっています。
例えば・・・
プランA 年内に合格を決めたい
①共通テスト前に試験慣れをするため「学業特待12月回」を受験し、合格する。
②共通テスト受験(1月)
③国公立前期試験を受験(2月下旬)
④国公立合格発表(3月上旬)
⑤白鷗大学入学手続き
また、受験の教科は「英語」と「国語(数学)」ですが、共通テストの結果をうまく活かすこともできます。全ての受験成績の中で最高の結果を採用してくれるのはありがたいですね。
例えば・・・
プランB 得意科目を活かしたい(共通テストの有利な得点を活かして白鷗大学の独自入試を受ける)
①共通テストを受験
②白鷗大学独自の学業特待生選抜を受験
③「国語」の点数と共通テストの「国語・世界史B・日本史B・地理B・現代社会・倫理・政治経済・倫理政治経済・数学ⅠA・数学ⅡB・物理・生物・化学・地学・物基化基生基地基のうち2科目)」の点数を比較し、最高得点科目を判定に採用。
④学業特待生選抜で「英語120点」+「国語60点」=180/400だったものが、
「英語120点」+「数学ⅠA80点」(共通テスト)=200/400となります。
学業特待選抜は合計で8回チャンスがあります。
・学業特待12月回(英語100点+国語または数学100点)
・学業特待1月回(英語150点+国語100点)※共通テストの成績併願可
・共通テスト単独前期第1回(1月中旬)
・学業特待2月回(英語150点+国語100点)※共通テストの成績併願可
・共通テスト単独前期第2回(2月上旬)
・共通テスト単独後期第1回(3月上旬)
・学業特待3月回(英語100点+国語100点)
・共通テスト単独後期第2回(3月下旬)
上記は学業特待選抜になります。試験結果によっては、学業特体制として合格できなかった場合でも、成績により一般合格もあります。入学時に学業特待生でなくとも、3年進級時に全学部生を対象として「学業特待」の資格見直しがあり、1・2年次の成績優秀者は新たに2年間(3・4年次)の「学業特待」資格が認められます。
東日本12都市で受験可能
学業特待選抜は、白鷗大学を含め、12都市の試験会場で受験できます。地方でも安心して試験に臨むことができます。
【受験可能な都市】
青森・盛岡・仙台・秋田・山形・郡山・水戸・高崎・大宮・東京・新潟
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