受験生と保護者必見!計画の立て方【合格するための必勝法】高校受験・大学受験

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受験における計画の重要性

言うまでもなく、入試当日までに合格できるだけの実力をつけなければなりません。しかし、逆を言うと入試当日までに合格できる力が付けばいいのです。

よく夏休み以降の模試・実力テストで志望校を変えてしまう受験生がいますが、それはやってはいけないことの一つです。テストの判定が悪くても、志望校を下げては実力が伸びきりません

それどころか、志望校を下げたことにより成績まで下がりかねません。入試当日までに合格の力が付けばいいので、変に焦る必要はありあせん。

入試当日まで成績を伸ばすには、「なるべく高い目標(志望校)」に向けて「計画的・効果的な学習をする」ことが重要になります。

当日までに力が付けばいいとはいえ、入試当日の日は必ず来ます。受験勉強は有限の時間で最大限の実力をつけることが重要です。

その一環として、適切な学習計画を立てることが必要になります。計画を立てることで、各教科のバランスをとり(入試は全科目の合計点で決まる)、自分のできないところを効率よくつぶしていくことができます。

有限の時間で、なるべき多くの点数に結びつけるためには、すでにできることを続けるのは得策ではありません。できないことを少しでも減らすことが得点に結びつきます。

これらを実行するには、自分の現状を客観的に分析し把握して、それに適した計画を立てることなのです。

年間計画・中期計画・日々の計画の立て方

大事になってくるのは、「基礎固め➡過去問演習」という流れを、どれだけ早くに作れるかということです。受験勉強は過去問中心で行うのですが、基礎ができていないうちにやっても効果が半減してしまいます。

基礎を固めるとは?

概ね、入試における標準的な難易度の問題、頻出の問題を自信をもって解けるようになること。

過去問を開始する時期は、この基礎固めが終わってからでいいのです。理想は3年生の6月頃です。ただ遅い人は冬休み以降でも構いません。しっかりと基礎ができてから過去問に入ることで、最大の効果が得られます。

この全体の流れが分かったうえで、年間計画(受験日までの全体計画)➡中期計画➡日々の計画を立てていきます。

具体的な計画の立て方

年間計画

大まかに、受験日から逆算して基礎固めはいつまでにするか、過去問はいつから始めるかを決めます。

もちろん、1・2年生の時の成績や、2年生最後の模試の結果、3年生4月5月の模試や実力テストの結果を分析します。そこから自分の今の学力レベルを考えたうえで、まだまだ足りないようでしたら3年生10月くらいまでは基礎固めになります。

中期計画

ある期間を決めて、その期間で「教科書を3周する」とか「○○の分野を終わらせる」とかを実行することです。

中期目標を立てる期間については、3年生で行われる模試・実力テストの時期を目安にします。

今までの定期テスト(中間・期末テスト)や模試・実力テストの分析から基礎固めの期間を決めたと思います。

そこから、自分の実力に合わせて「次の実力テスト・模試までに、○○をできるようにする。そうすると10点上がる。」「そのためにはこの期間までに○○を2周しよう。」と決めることができます。

日々の計画

1週間ごとや1日ごとの計画を立てます。科目ごとが理想なので、受験で必要な科目の計画を立てることになります。

日々のスケジューリングの仕方について次に述べたいと思います。

日々の計画の立て方~ポイント解説~

1番大事なこととは?

自分が実行できる計画を立てる。

よく言われていることです。受験を考えるなら計画の大事さは多くの人から言われていると思います。そんな風にアドバイスをもらいながらも、計画を最後まで実行できた人は少ないのではないですか?

計画を最後まで実行できない人は、以下のことを確認してください!

〇自分が1日にどれくらいの時間を勉強するのか、どれくらいのペースで勉強を進められるのか、を把握します。
これが分からない限り、計画を立ててもほぼ無意味になってしまいます。

1日に10時間は可能なのか、3時間で限界なのか。
毎日勉強時間を取れるのか、1日あけなくてはいけないのか。

〇幅を持たせて計画を立てます。
たとえば、1日を細かく分けて「8:30~9:30までは数学」と時間基準でスケジューリングをする人がいますが、これも得策ではありません。時間通りに計画通りに実行することに気を取られて、実際の勉強の中身が入りにくく、どう過ごしていても時間は経ってしまうため「やった気になる」「中身のない学習」になってしまいます。

時間ではなく、「何をするか」という「勉強内容」で計画は立てるべきです。

実際の計画の立て方

計画表を作るというよりは、「やらなければならないことのリスト」を作成する。

たとえば、1週間でどの科目の何を終わらせるのか、というリストを作ります。このリストをこなしていくことで勉強を進めます。そして期間までに終わらなかった分は次の週にまわします。

この「1週間でやるべきことリスト」を、1日ごとに割り振れば毎日の計画ができます。

この方式の最大の利点は、勉強内容を中心に計画が構成されている点です。ある科目の勉強に集中しているときは、その科目を1時間など短い時間で終わらせるよりも、3時間などまとまった時間で勉強した方が頭に入ります。

時間に細かく制約されずに、なおかつ1週間というスパンの中ではバランスの良い学習配分を守ることができるので、精神的な負担も減らすことができます。

計画の実践のポイント

「時間基準ではなく内容基準で計画を立てる」

・日々の勉強に取り組む意識が勉強時間ではなく勉強内容に向けられるため、得るべきものを得られるという効果が大きい=合格のためには何を得るかが最も重要

・得るべきものをどの時期までにどれだけ得られれば良いのかという年間計画から導かれた日々の計画なので、それを地道にこなしていきさえすれば、合格に確実にたどり着けるという絶対的な道しるべを得ることができます。
不安ややる気の問題が軽減される
⇒年間計画から落とし込まれたその日の計画が終われば、一日の残り時間は自由時間でよい。
(受験生といえども一日中勉強していなくてはならないという強迫観念を持たなくてよい!)

・計画が遅れてしまった場合に、時間基準だと時間は絶対的に取り戻せないので強度の自己嫌悪や罪悪感、やる気のなさを招いてしまいます。しかし内容基準であれば、翌日以降に取り戻すこともでき自己嫌悪ややる気のなさを軽減できます。
=継続的でコンスタントな勉強を可能にする。


「計画に余裕をもたせること」

人間であれば、常に集中力・やる気を最大に持って頑張るのは難しいです。適切な勉強法で進めるのであれば、やる気があろうがなかろうが、得られる効果は概ね維持されます。つまり「やるか・やらないか」が問題なのであって、「やる気がある・ない」はあまりこだわらなくてよいのです。

とはいえ、勉強に手がつかないほど気分が乗らなかったり、用事があって予定がこなせなかったりする日は必ずあります。無理をして我慢してしまうと、必ず反動が来ます。

受験期間で継続的に勉強が必要な時には、無理は禁物です。最終的な目標は「無理に予定をこなすこと」ではなく「志望校に合格すること」です。だからこそ、自分がこなせる範囲の中で、余裕をもって計画を立てるようにしましょう。


以上の2点をしっかりと守っていくことで、計画は実行できます。なかなか続かないという人は、まだ自分の限界を超えてしまう計画ということです。
受験で焦るのも分かります。しかし、継続できない量の勉強内容を計画しても無意味です。継続できる最大の量が1ページなら、1ページから始めてみましょう!

自分の能力を認めて、自分の能力に見合った計画を実行していくことが第一歩です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?受験勉強の計画の立て方が少し間イメージできましたか。受験を乗り切るうえでは「計画」が大事です。

やみくもに、行き当たりばったりの勉強では「体系的に積み上げる」学力は尽きません。1+1=2を知らない幼児に掛け算は理解できないのと同じです。

積み上げていく学力は、計画と相性抜群です。

計画のポイント

・年間計画・中期計画・日々の計画と三段階に分ける。
・実行できる計画にする。
・計画表ではなく、やることリストを書き出す。

実行のポイント

・時間基準ではなく内容基準で計画し実行する。
・計画に余裕を持たせる。(自分が継続できる量にする。)

上記のポイントを参考にして、是非とも志望校合格を目指してください。希望進路に合格することを陰ながら応援しております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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