浪人をした方がいい人・しない方がいい人の特徴12選

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大学入試について
【この記事で分かること】

・浪人をした方がいい人の特徴

・浪人をおススメしない人の特徴    (浪人させたくない人の特徴)

※最終的な判断は、自己責任でお願いします。

大学入試を終えて、見事志望校に合格できれば良いのですが、必ずしもそうとは限りませんよね。

いわゆる「受験に失敗してしまった人」もいると思います。

そんな中、「受かったところへ進学する」のか、「納得できないから浪人をする」のかという選択に迫られると思います。

納得していないのであれば、浪人という選択はアリです。

しかし自己分析をせずに(させずに)、納得できないからという理由「だけ」で浪人を選択するのは少々危険です。

10年以上受験産業に関わってきた筆者が考える「浪人した方がいい人としない方がいい人」の特徴を項目別に分かりやすく解説します。

実は、「どうしても浪人させたくない」という生徒は存在します。浪人させても伸びないだろうと分かる生徒ですね。

させたくなくても浪人し、結果失敗したという非常に悔しい経験が何度もあります。

この記事で、ご自身やお子様が「浪人した方が良いのかどうか」を確認してみてください。

さとう
さとう

基本的に浪人中は苦しい時間が多くなります。勉強面以上に精神面での成長が大きいです。

※好きな見出しをクリック(タップ)していただければ、そこから読めます。

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浪人をした方がいい人の特徴

まずは高校時代の学習を振り返る(振り返させる)ことが大切です。

一旦冷静に分析をした上で、以下のような特徴に当てはまれば、浪人してもいいと考えられます。

【特徴と解説】

・志望校への強い思い入れがある人。

・レベルを下げてまで滑り止めには行きたくない人。

・もしくは、どうしようか悩み始めた人。

➡︎悩んだ時点で浪人した方(させた方)がいいですね。

当たり前の話ですが、志望校への思い入れがないと浪人はできません

悩み始めたり、滑り止めを受けたけど行きたくないというプライドを持っていたりする人は、

浪人をしてもいいと思います。

さとう
さとう

逆を言えば、ここが曖昧な人は浪人の選択をしない方がいいですね。1年間が勿体無いです。

・勉強時間はしっかり取れた人。(取れていたお子様)

➡︎学習耐性がありますので、学習方法がうまくいかなかっただけですね。

浪人をすると「学び方、計画の立て方、実行の仕方、継続のさせ方」など多くのことを考えます。

それらは大学生や社会人になった時に大きく役立ちます。



・スマホを使いこなせる人。(使いこなせるお子様)

➡︎スマホに楽しませてもらう人ではなく、スマホを自分のために使える人であれば大丈夫です。

浪人して一番の敵?は、スマホと言っても過言ではありません。時間だけはたくさんあるのが浪人生ですからね。

学習管理アプリや同じ浪人生同士で繋がれるSNSなどを利用して、受験へのモチベーションを上げられる利用の仕方ができると理想的です。



・勉強が嫌いな人。(嫌いなお子様)

➡︎これには一長一短がありますが、実は浪人の素質ありです。

本当に嫌いで、「生理的にもう無理」という人にはおススメしませんが、浪人をどうしようか迷うくらい調べている人は恐らく勉強が嫌いでも「なんとかしたい」と思っている人が大半だと思います。

というより浪人して学ぶことの意義や耐性をつけておかないと、社会人になった時苦労します。

学ぶとはどういうことなのか、を根本から見直せる浪人をしておく方がいいという意味もあります。

さとう
さとう

嫌な中でも、1教科だけ好きな教科があるという人もオススメです。その教科を極めてみませんか?



・成功体験をしたい人(させたいお子様)

➡︎高校受験も失敗、大学受験も失敗。

これではなかなか自分に自信が持てませんよね。

自信を持つことは、今後ずっと何かを行う上でとても重要なことになります

親御さんであれば、自分の子供には、できれば成功体験をしてもらいたいですよね。

さとう
さとう

浪人したからと言って必ず成功(志望校に合格)するとは限りませんが、最大限努力することで「自分の中で納得して物事を決める体験」は最低限できます。

受験は人生の中でかなり大きい経験です。

成功体験できると後の人生にも良い影響が出ますね。



浪人をしない方がいい人の特徴

Bad attitude text from wooden blocksより

・高い目標が特にない人
(高いレベルの大学・絶対に行きたい志望校・必ず就きたい仕事など)

➡︎そもそも浪人の大前提となる考えですね。

これがないと浪人生活を乗り越えるのはとても難しいです。

浪人中は必ず、モチベーションが下がる時や不安で仕方のない時などがでてきます。

その時に、「高い目標」というのは自分を支えてくれます

キャンパスライフを想像して気持ちを奮い立たせたり、なりたい自分になれている妄想をすることで不安を解消したりします。

さとう
さとう

「浪人=譲れないものがある人」、と考えてもらえると分かりやすいかもしれません。


・勉強の時間すら取れなかった人。

➡︎そもそも受験生として勉強時間を取れなかった人は、浪人しても同じ結果になります。

勉強が嫌いでも、受験のために時間はしっかり取れていた人は浪人をおススメできます。

しかし、受験中にも関わらず勉強時間すら取れなかった人は、意識レベルでの改善が必要になります。

その意識を改善するだけで浪人生活が終わる可能性があります。
※それだけ勉強に意識を向ける・習慣を作るのは時間がかかります。

さとう
さとう

勉強に耐えられる力を、学習耐性力と呼んでいますが、これは高校3年間で身につけたい所ですね。


・勉強を完全にやらされてきた人

・自分から工夫して学びを実践した経験が、完全にゼロの人。

➡︎嫌々でもなんでも、「受験のために勉強しなくちゃ」という意識でいた人は大丈夫です。

しかし、「言われたことしか勉強できなかった」「自分で何かを工夫して勉強してこなかった」ようなタイプの人は浪人しても成功(志望校合格)は難しいです。

浪人生活は、高校や塾のように受験への雰囲気やムードが全くないので、意識が流されることすらなくなります。

さとう
さとう

自主性がないと特に宅浪は無理ですね。本当に自分と向き合って、自立した生活を送らないと無駄になってしまいます。

また、

同じことを続けるだけで、【計画➡実行➡確認➡改善】(PDCAサイクル)をできなかった人は、浪人1年間でも同じ行動をするだけで伸びる可能性が低いです。

完璧にではなくとも、高校生時代に最低限「計画をして実行する」という経験をしていることが重要です。


・スマホ依存の人。

➡スマホ依存の人は、そこから脱却することを第一に考えなくてはならないので時間がかかります

「スマホを使いこなす」という意識になっていれば大丈夫です。

さとう
さとう

究極的には、各携帯会社との契約を切ってしまうのがいいです

意識を変えるのはとても難しいですし、時間もかかるので物理的に触れないようにしてしまうのが一番です。


・失敗の原因を安易に考えてしまっている人。

「もう少し自分は勉強できたはず。」「あと1年もあればなんとかなるだろう。」

こんな考えを持っている人はいませんか?

これはでは浪人しても同じことの繰り返しをしてしまう可能性があります。

さとう
さとう

原因を分析する・自己を見つめ直すというのはとても大事なことです。

過去をいつまでも引きずる必要はありませんが、失敗の原因を探ることは重要です。

「何がダメだったか」「何が足りなかったか」「何をすればよかったか」・・・

これらを考える意識のない人は浪人に向いていない人となります。


・プライドが高く現実を直視できない人。

➡失敗の原因を安易に考える人と似ています。

プライドの高い人は、実力で不合格になることはないと思ったり、運が悪かっただけと思ったりして、自分が不合格となった理由を明確に把握しようとしない場合があります。

不合格になった理由と向き合うことができなければ、その理由を改善することができないため、再び同じ理由で受験に失敗してしまう可能性があります。


・保護者の人や家族の人が浪人に前向きではない場合。

浪人は、家族やお家の人の協力が不可欠になります。

お母様方や保護者の人が乗り気でないなら受験を戦うのは難しくなります。

基本的には「本人の意思を尊重」して、浪人するかしないかを選択してほしいと思っています。

さとう
さとう

ご家庭の経済状況や理由など様々ありますので、よく話し合って決められるのがベストですね。


浪人の種類?

一口に浪人と言っても、その種類があります。

大きく分けると以下の3種類ですね。

1.予備校に通う『予備校生』

2.塾に通う『通塾生』

3.予備校・塾には行かない『自宅浪人(宅浪たくろう)』

自分の性格やタイプに応じて、どれが一番適しているかを考えなければなりません


1.予備校に通う浪人生

浪人の多くのイメージは、予備校生だと思います。

一般的にレベルによってクラス分けされていたり、開講されている授業を取ったりして学んでいきます。

高校の授業のイメージですね。内容がすべて大学受験に特化しているという感じです。

担任がいる場合もあります。受験近くには担任と面談をして受験大学を決めたりもします。

曜日ごとに授業が異なったり、午後は全て自習にできたりします。

さとう
さとう

一から受験計画を立てるのが苦手な人におススメです。用意してくれているのもを中心に勉強ができます。ただし年間の授業料が大学並みにかかります。(割引制度もあり)


2.塾に通う浪人生

予備校ほどではないにしても、塾で授業を受けて受験勉強をしていきます。

あらかじめ決められている授業を受けたり、分からない所のみを個別に質問したりします。

高卒生で塾に通う場合は、個別の質問を中心としたり自習室を利用したりすることが多いです。

さとう
さとう

予備校ほどお金はかかりませんが、自分で学ぶ意思が求められます。予備校ほど周囲に人間がいないので、競争相手を探したり、モチベーションの維持が大変です。

個別指導が多いので親身に進路相談にも乗ってくれます。


3.自宅で浪人する宅浪生

お金が一番かからず、自由に学習計画を立て勉強できます

その反面、モチベーションの維持や不安との戦いが厳しいです。サボろうと思えばいくらでもサボれてしまいます。

モチベーションの維持や気分転換の方法を確立することが一番です。予備校や塾と違い、バイトをしたり運動クラブに参加したりできます。

さとう
さとう

ある程度自己管理できる人であれば、「宅浪」をおススメします。無駄にお金をかけずにすみます。高校生時代を振り返ってみて、できそうだなと思えば初めは宅浪スタート➡夏期冬期のみ予備校・塾という戦略もありです。


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まとめ

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浪人は決して甘いものではありません。

結果的に浪人をしない方がいい人の特徴が多くなりました。

やはり甘くないことの裏返しです。

「浪人をした方がいい・しない方がいい」の一番の違いは「志望校への強い思いがあるかないか」です。

大前提となるそこがあれば乗り切ることもできます。

さらに自己分析をして、浪人をしない方がいい人の特徴に当てはまっているかどうかを確認して見てください。

さとう
さとう

できるだけ浪人しない方がいい人の特徴に当てはまらない方がいいですが、「すべてに当てはまってはダメ」、ということはありません。

大学進学は人生の中でとても大きな意味を持ちます。

将来の就職活動や仕事にまで影響します。できるだけ納得した進路を選択できることを祈っています

ありがとうございました。

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