2023年最新の茨城県県立高校の4年分の倍率の情報です。この記事を参考に、受験の作戦を立ててみてください!
できることなら県立高校に進学したいですよね。特に茨城県は県立志向が強い県なので、県立に合格できるかがとても重要だと感じます。
過去の倍率を知ることで、今年の倍率も予想できたり、受験の作戦を立てられたりします。合格最低点が分かることで、どの教科を何点分上げる必要があるのか明確になります。
このように情報を持っていることが、受験を戦う上で重要になります。「とにかく勉強をする」だけでは、非効率的な受験勉強となり辛いだけです。明確な目標を立て、効率的に受験勉強をしていきましょう。
過去3年分の茨城県立高校の倍率(画像出典:茨城県教育委員会)
過去3年分を見ていくと、今年度の倍率が予想できたりします。基本的に倍率は経年変化しますので、「高い」➡︎「低い」➡︎「高い」のような動きを見せます。
3年間の倍率を見て、2023年の倍率が「高くなりそうか低くなりそうか」を予想し、受験校決定に活かしてみてください。
ただし、茨城県の場合は毎年、中堅高校以上の倍率で一部、「高い倍率が固定化されつつある」ので注意です。牛久栄進高校や土浦第三高校、水戸桜ノ牧高校や水戸第一高校、日立第一高校などは、ここ数年ずっと高い倍率が続いています。
しかし、今年の中学3年生の学年は、コロナ禍の影響を大きく受けており、「受験生全体の学力レベルが低い」という悲しい状況でもあります。ここからの頑張り次第で十分逆転できます。
主な県立高校の倍率変化
高校受験は「1.2倍」を超えると、それなりに高い倍率だと言われています。
受験の一つの目安になりますね。
高校 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 |
日立第一(高倍率固定) | 1.49 | 1.40 | 1.45 | 1.34 |
水戸第一(高倍率固定) | 1.64 | 1.82 | 1.57 | 1.62 |
水戸商業(まさに経年変化) | 1.33 | 1.18 | 1.56 | 1.28 |
水戸桜ノ牧(高倍率固定) | 1.22 | 1.44 | 1.38 | 1.58 |
土浦第三(高倍率固定) | 1.39 | 1.38 | 1.54 | 1.35 |
牛久栄進(ある程度の高倍率) | 1.40 | 1.28 | 1.29 | 1.32 |
竹園(まさに経年変化) | 1.23 | 1.42 | 1.17 | 1.24 |
水戸工業(情報技術 高倍率固定) | 1.55 | 1.75 | 2.03 | 1.53 |
下妻第一(若干の経年変化) | 1.16 | 1.25 | 1.05 | 1.10 |
石岡第一(まさに経年変化) | 1.29 | 1.20 | 1.03 | 1.19 |
2023年茨城県立高校の倍率
db953f1ed486bd05a3617628129fec432022年茨城県立高校の倍率
以下はPDFデータです。(2022年茨城県立高校の倍率)
8db812c1e9cbdcf3d4de0d2e4d05b3ea2021年茨城県立高校の倍率
2020年茨城県立高校の倍率
茨城県高校入試の情報や志願先切替の情報などは「茨城県教育委員会HP」で常にチェックしていきましょう。
過去のデータから予想する合格最低点数(参考値)
茨城県の全ての高校ではありませんが、私が関わった・聞いた受験生のデータから予想する、各県立高校の合格最低点数になります。(あくまで自己採点・塾採点の結果です。)
塾関係者・高校関係者であればある程度は知っていることですが、公に発表される点数は「戦略的なこと」があるので、少し点数が高くなっています。
また、ある程度平均点でボーダーラインを決めているので、「合格最低点」は10点〜20点くらい低く見積もっても問題ないことが多いです。
高校 | 2022年入試の合格最低点数(目安) | 過去の合格最低点数(目安) |
日立第一 | 378点 | 365点 |
水戸第一 | 419点 | 395点 |
水戸商業 | 308点 | 287点 |
水戸桜ノ牧 | 348点 | 305点 |
土浦第三 | 302点 | 285点 |
牛久栄進 | 379点 | 364点 |
竹園 | 408点 | 392点 |
水戸工業 | 258点 | 239点 |
下妻第一 | 335点 | 315点 |
石岡第一 | 278点 | 268点 |
偏差値・合格点に関しましては、当サイトの調査に基づくものとなっています。 実際の偏差値・合格点とは異なります。ご了承ください。
今年の狙い目の県立高校とは?
住んでいる地域にもよりますが、今年の受験生の傾向を見ると「例年より学力が低い傾向がある」ということが分かります。(失礼な話ですみません)
これは中学生のせいではなく、コロナ禍の影響です。中1・中2とコロナ禍により満足に学校へ通えず、オンラインが中心で授業を進めてきました。十分な理解も得られないまま中学3年生(受験生)となってしまいました。
それが、1月現在、各私立高校の入試に表れています。ある知り合いの私立高校教員の話だと、「例年より平均点が10点から20点近く低くなっている。」とのことです。
つまり、「例年より合格最低点数が低い傾向」になりそうですので、これまでの実力テスト等の結果が悪くても、積極的に第一志望の県立高校にチャレンジした方がいいです。
特に中堅の県立高校は、例年より合格最低点数が下がる傾向になりそうです。以下の県立高校は、諦めていた点数の受験生でも十分に狙える可能性があります。参考にしてみてください。
高校名 | 2022年合格最低点 |
日立北高校 | 318点 |
太田第一高校 | 309点 |
水戸第三高校 | 327点 |
水戸商業高校 | 308点 |
勝田高校 | 298点 |
鉾田第一高校 | 316点 |
土浦第三高校 | 302点 |
石岡第一高校 | 278点 |
取手第一高校 | 289点 |
藤代高校 | 318点 |
牛久高校 | 298点 |
下館第一高校 | 327点 |
水海道第一高校 | 339点 |
古河第三高校 | 258点 |
ぜひ、積極的なチャレンジをしてみてください。これからでもまだまだ成績は伸びていきますので、全力で勉強していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大学入試と違って、高校入試は倍率が結構重要になります。受験者数に限りのある高校受験は、定員をある程度確保したいという理由もあり、合格最低点は知られているより低い年もあります。
倍率を読み、精一杯勉強することでチャンスを掴み取ることができるかもしれません。
最後の最後まで諦めずに勉強を続けることが重要です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
いつも有意義な高校入試情報のご提供有難うございます。
先日の県立入試で水戸一高を受験した保護者のものです。
今年も高倍率のため数点の差で明暗が分かれることになると思いますが
昨年度の水戸一高最低合格点(推定)の419点というのは野球の特色選抜で
入られた方でしょうか?去年の最低合格点は440~450の間ぐらいだったのではないかとの
情報がよく見受けられ、今年の自己採点433点だったため本人ともども肩を落としているところです。唯一の希望は内申点が135点だったことですが、水戸一高でも内申点は合否判定にある程度考慮してもらえるものなのでしょうか?教育業界に携わっていらっしゃるプロの方のお考えをご教授いただけると幸いですので宜しくお願いいたします。
猪瀬様
コメントいただき、誠にありがとうございます。
また記事を読んでいただきコメントまでくださり、大変感謝しております。
早速質問に対する答えをさせていただきます。
昨年度の最低点数(推定)419点はおっしゃる通り特色選抜組だと聞いております。(同業者の教え子様です)
今年の水戸第一高校さんは1.64倍と高倍率になってしまいました。実は数年前は倍率が低く、390点台でも合格していたというお話がありましたが、
今年は倍率が高いため、一般受験組は例年並みか少し高くなるかもしれません。
ただ全国的に今年の高校3年生と中学3年生はコロナの影響で学力自体がそこまで高く無いという模試の結果も出ています。
(猪瀬様のお子様が低いということでは決してありません、全国的に見てですのでご了承ください。偉そうにすみません。)
内申点に関してですが、県立・私立ともに考慮はします。ただし「合否のボーダー上の受験生に関して」が基本的になります。
今年の倍率から見ると、猪瀬様のお子様は「もしかしたら」ボーダー上かもしれませんので、内申点が重要となり、加点がつくかもしれません。
おそらくお子様も保護者様も合格に向けて相当な努力をされたと思いますので、良き結果に繋がることを心から願っております。
また何か質問などございましたら、遠慮なくコメントをいただけると幸いです。
長くなりましたが、改めまして合格を祈っております。ありがとうございました。
貴重な情報有難うございました。
アドバイスをいただいていながら恐縮ですが名前が公表されると思わなかったため本名で投稿してしまい、個人の特定をされると困るので名前は削除していただけませんでしょうか?
宜しくお願いいたします。
お返事遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
変更致しました。
また何かございましたら、お気軽にご質問ください。
この度は、誠にありがとうございました。