都心へ移転する大学たち
関東では、東京都心へのキャンパス移転・再編が相次いでいます。
大学の間で東京都心へとキャンパスを移転・再編する動きが相次いでいます。ここ数年でも、日本女子大学人間社会学部が、神奈川から東京の目白キャンパスへと移転しました。2023年4月には、東京駅から地下鉄で約12分の東京メトロ丸の内線「茗荷谷駅」至近に、中央大学茗荷谷キャンパスが新しく開設され、多摩キャンパス(東京都八王子)から法学部が移転します。
大学キャンパスの都心移転の動きには、一時期、都市部への人工集中を避けるために開設を制限する法律が設けられていましたが、2002年に廃止されたことが背景にあります。
主な大学のキャンパス移転・再編
2005年 | 東洋大学 文学部 白山キャンパス |
2013年 | 青山学院大学 文系学部 青山キャンパス |
2016年 | 東京理科大学 経営学部 神楽坂キャンパス |
2019年 | 中央大学 市ヶ谷田町キャンパス |
2021年 | 日本女子大学 人間社会学部 目白キャンパス |
2023年 | 中央大学 法学部 茗荷谷キャンパス |
都心〜新キャンパスのメリット〜
都心キャンパスは首都圏だけではなく、遠方からの受験生も検討しやすくなります。
また、近代的な新しいキャンパスでは、学べる環境としても現代のニーズに合わせて、さまざまなメリットが考えられます。
学修 実務的な授業、企業との連携
今日、大学では産学連携により実践的な課題解決方学修が推進されています。多くの企業が揃う都心キャンパスだと、実務的な授業を通して、様々な企業と連携する機会も多くなります。
また、企業で実際に就業体験をするインターンシップにおいても、都心立地は大いにメリットがあります。
さらに、大学相互の連携も最近では多くなってきています。同じ都心同士の大学で行うことが多く、学生も参加しやすくなることがメリットになります。異なる大学に通いながらも、他大学の教育の恩恵を受けられるのは、大きなメリットとなりますね。
通学・大学生活 時間の有効活用
都心キャンパス最大の特徴はアクセスの良さです。通学に便利なことで、大学への通学時間を短縮できます。アクセスの良さを活かして、難関資格の学修やサークル活動などに時間を集中できます。
また、生活面でもさまざまな街にアクセスしやすく、大学生活を充実させることができます。
就活 企業へのアクセス
授業後に企業を訪問したり、複数の企業に足を運べるなど、就職活動において都心立地のメリットは大きいと言えます。また、企業訪問の間に、キャンパスに立ち寄り資料を調べたり、キャリアセンターのアドバイスを受けたりすることも可能です。
おわりに
今後も都心への移転が計画されている大学が多々あります。
最新情報を逃さずに、受験生となった時に選択肢の一つとして選べるようにしておくことが大切です。
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