高校受験を考えた時、公立高校を志望であっても不合格の時のために私立高校を何校か受験するのが一般的ですよね。
私立高校は、各コースに分かれていることが多く、同じ私立でもコースによって合格点数が変わります。それでも受かりやすい私立高校はあります。
今回は、茨城県の受かりやすい私立高校から難関大学へ進学するようなハイレベルな私立高校までを地区ごとに紹介します。ぜひ受験の参考にしてみてください。
※あくまでこの記事は参考です。受かりやすい=低レベル・悪い高校ではありません。最終的には「高卒後どんな進路を考えているか」という点も重要になります。
県北地区
受かりやすい私立高校
茨城キリスト教学園(クリックで外部リンク)
特進SGコースとSGコースがあります。そのうち「SGコース」は比較的受かりやすいコースとなっております。50分×6時間授業。中堅大学・短大へ向けた取り組みが中心です。
合格最低点数は非公開ですが、おおよその目安は茨城キリストの入試で5割~6割だと考えられます。
明秀学園日立(クリックで外部リンク)
3つのコースがあり、特進Aコースが比較的受かりやすいコースとなります。45分授業×7時間や部活動・課外活動などが充実しています。5教科の点数が250点程度あれば十分に合格できると考えられます。
ハイレベル私立高校
明秀学園日立(クリックで外部リンク)
3つのコースのうち、特進STコースが難関大へ向けた学習特化型のコースになります。45分授業×8時間や各種補習講座があります。5教科の点数が350点以上あれば十分に合格できると考えられます。
水戸地区
受かりやすい私立高校
3つのコースのうち、普通科と家政科が比較的受かりやすくなっています。ともに5教科で30%~35%の点数が取れれば合格できると考えられます。逆に看護科は60%くらいの得点率が必要です。中堅~基礎レベルの大学や、専門・就職と幅広い選択ができます。
4つのコースがありますが、合格の点数に大きな差はなく、おおよそ『全教科40点』あれば受かりやすくなっています。200点を超えられれば十分合格できます。卒業後の進路も幅広くあります。
4つのコースがあり、なかでも普通科特進文理コースと商業科人間経済コースが受かりやすくなっています。特進文理コースは250点程度、人間経済コースは240点程度です。どのコースも大学進学がメインです。
3つのコースがあり、その中でも進学Vコースが受かりやすくなっています。偏差値は43程度で、5教科の点数は240点くらいです。大学・専門・就職どの道にも対応しています。
2つのコースがあります。そのうち特進コースが受かりやすくなっています。偏差値は48程度で280点くらいで合格できると考えられます。基本的には大学進学がメインで、常磐大や常磐大短大への進学者が多くいます。
ハイレベル私立高校
4つのコースがあり、なかでもSZコース・SUコースが高いレベルです。偏差値は60(SU)~70(SZ)程度で5教科の合計点数が350点(SU)~400点以上(SZ)必要になります。難関国公立から難関私立大学進学が目標になります。
一般コースと国際教養コースがあります。(医学系志望者は課外活動で医学コースを選択できます。)多くは一般コースになります。5教科の点数が400点以上とかなりハイレベルです。最難関の大学進学を目指す学校です。
県南地区
受かりやすい私立
特にコース制はありません。2年次より2つのコースに分かれます。入試時の点数に差はありません。5教科の点数は200点程度となります。付属の大学進学から就職まで幅広い進路があります。
3つのコースがあり、進学コースが入りやすくなっています。偏差値は45程度で、5教科の合計点数は250点くらいになります。
2年次からは、「保育福祉コース」と、「進学教養コース」に分かれます。1年次は共通なので入試の点数などに差はありません。偏差値は40程度で、5科の点数は200点くらいになります。愛国学園大学や保育の専門学校進学が多いです。
3つのコースがあります。中でも普通科総合進学コースと音楽科が受かりやすくなっています。ともに偏差値は42程度で、5教科合計が約230点になります。女子高なので、保育や看護などの進学先が多くなります。
コース制は特になく、普通科ですが韓国語がカリキュラムにあるなど特徴があります。少数ですが海外大学にも毎年進学しています。ボーダーとなる点数や偏差値は公開されておらず不明でした。ただ合格率は100%に近いのでしっかり対策して受験すれば受かりやすいと言えます。
2つのコース制があり、なかでも特進Tコースが受かりやすくなっています。偏差値は44程度で、5教科の合計は240点くらいです。勉強と部活を両立しながら大学進学を目指すコースです。
基本的には2コースとも大学進学が中心となる高校です。7割以上が大学進学です。
3つのコースがあり、特に総合進学コースが受かりやすくなっています。偏差値は43程度で230点くらいがボーダーとなります。大学だけではなく、専門学校や就職にも対応したコースです。
施設面での充実はあまりありませんが、とにかく学費が安く通いやすいというのがメリットです。
5つのコースがあります。中でも進学コースとスポーツコースが受かりやすくなっています。進学コースは偏差値が46程度で5教科の合計が270点くらいです。スポーツコースは非公開ですが合計が240点程となっています。
ハイレベル私立高校
言わずと知れた、茨城県で一番偏差値の高い高校です。医科コース・東大コース・難関大コースの3つがあります。偏差値は難関大コースでも70程度で430点以上が必要になります。
東大をはじめ、難関大学に進学したいのであれば選択肢の一つに入れたい高校です。
3コース5クラス制になっています。中でも特別進学コースのスーパーハイやグローバル・スタディコースが高いレベルになります。スーパーハイは5教科で420点程度・3教科だと250点程がボーダーになります。グローバル・スタディは5教科で360点程、3教科で220/350点です。
大学進学が中心で、難関段へ進学したいのであれば目指したい高校です。
4つのコースがあり、中でもEx(エクセレント)コースがハイレベルとなっております。偏差値は67、5教科の点数は410点くらいがボーダーになっています。東大や医学部をはじめとする超難関大学へ進学することが目標です。
県西地区・鹿行地区
受かりやすい私立高校
3つのコースがあり、その中でも進学コースと芸術コースが受かりやすくなっています。合格点数などは非公開ですが、おおよそ偏差値が44、5教科の点数が240点くらいだと考えられます。
大学だけではなく専門学校や就職も多数います。
2つのコースがあります。そのうち日大進学コースが受かりやすいコースです。入試情報は非公開なので具体的な点数は明かされていませんが、5教科の点数目安は250点程となっています。大学進学は日本大学が多く、専門学校や就職者も複数います。
ハイレベル私立高校
コース制はありません。全員が普通科生徒として在籍しています。偏差値は64程度で5教科の点数は400点程となっています。SSHで「探究」「国際」「医学」のプログラムがあり、様々な学びができます。ほぼ全員が難関大学進学です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ご自身(お子様)に合うような学力レベルの私立高校は見つかりましたか?もちろん入りやすさだけではなく、実際の教育内容・教員卒業後の進路まで考えて選択しなければなりません。
経済的な負担感から、茨城県はまだまだ公立主義が根強いです。しかし公立に行き、塾や予備校に通わせることを考えると、すべてを1箇所で完結できる私立高校も魅力的だと思います。
どの私立高校も生徒募集には必死です。私立高校は評判や実績が一番ですので面倒見も良いです。公立高校を落ちた時の「保険」と考えるのではなく、私立高校を第1希望に高校選びをするのも一つの手です。
皆さんの希望進路が叶うことを心より願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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