失敗しない大学の選び方【志望校選択に迷ったら考えてほしいポイント】

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大学入試について

失敗しない大学の選び方の一つとして「ランキング」を参考にするという方法があります。一番よく言われているのは、「やりたいことができる大学を選びましょう」「将来なりたい職業に近づける大学を選びましょう」ということですね。

 しかし、実際の高校生の意見を聞くと「そもそもやりたい事など、そんな簡単に決まらない」、「夢や将来の目標を考えているがはっきりと決まらない」という人が多くいます。そのような人は「無理して高校3年間で決めなくてもよい」という考え方を持ってもらいたいです。

 もちろん自分を分析し、やりたい事・将来の目標を考えて行動することは絶対に必要です。その上で、なかなか決まらないというのであれば「大学ランキング」をもとに志望校を先に決めてしまうのも一つの手です。多くの大学があるので、ランキングである程度大学を絞って、その大学の研究をしていきます。

 この記事では、なかなかやりたいことが決まらない人へ向けて、「失敗しない大学の選び方」=「大学ランキングを参考にする」という方法を解説していきます。

この記事がおススメ

・大学の選び方が分からない人
・やりたいこと、将来の夢を考えても見つからない人
・志望校(大学)が多すぎて、絞り切れない人

※目次をタップ・クリックすると好きなところから読めます。

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なぜ「ランキング」を参考にするといいのか?

ランキング=コンパスの役割となる

ランキングは大学を知るうえで多くの出会いを生む「重要なコンパス」となります。上手に活用することで、地元の大学だけではなく、出来るだけ広い地図から自分の進路を探すことができるようになります。

 また、日本に住んでいる自分の周りの人だけではなく、世界の同世代の人がどのように進学先を探しているかということを意識しましょう。日本でも世界でも家から数十分で通える範囲には大学がありません。まずは世界地図を広げて進学先を探します。その上で、「その分野での研究や開発は、アメリカのこの大学がすごい」など、さまざまなランキングを使いながら志望校を選んでいるのです。

 

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ランキング=ミスマッチを防いでくれる

 中堅以下の大学で定員割れが目立つようになるなど、入試を巡る環境はここ数年で激変しています。さらに保護者や教員が固定観念にとらわれている状態だと、ミスマッチが増えてしまう可能性があります。受験生は周囲の雑音に惑わされることなく、探究学習などを通じて「自分がやりたいこと」や「学びたいこと」などを考え、少しでも興味があることに関わる大学のランキングを見てみましょう。

 進路は自ら選ぶものだからこそ、さまざまな情報を自分から取りに行ってほしいです。今は毎年7万人が大学を中退しています。多くの原因はミスマッチです。保護者や教員のいうことを鵜呑みにせず、自分自身で考えて、ランキングで正しい大学の位置情報を手に入れて、選択していきましょう。

 昔ながらのイメージや偏差値のみで判断してしまう人もいますが、時代は大きく変わっています。これからの大学選びのポイントは「大学入学がゴールではない」点にあります。昔は大学へ行けば企業に就職出来て一生安泰でした。今は多様性の時代となり、様々な形態での働き方や転職、企業のために働く一方で自分らしさを求めたりする人もいます。つまり、自分で自分の一生を考えていくことが重要になります。「社会に出てからどうするか」が大切だからこそ、「どの企業へ繋がっているのか」「就職に強い大学はどこなのか」などをランキングで確認することが重要になってきます。

 様々な大学が様々な取り組みをしています。大学のイメージも大きく変わってきています。「MARCHだから就職に強いだろう」ではなく、「この分野の就職に強い大学はどこだろう」という意識でランキングを参考にするのがおススメです。

 

チェックしたいランキングの項目とは?

面倒見が良い大学

 保護者の方であれば絶対に面倒見の良い大学が良いですよね。ここ数年トップは「金沢工業大学」です。40代以上の方はイメージありますか?大学の教育内容や取り組みはどんどん変化しています。

就職に力を入れている大学

 この項目はぜひ地域別で見ておきたいところです。北海道東北・関東・東海・近畿・九州などそれぞれの地域でどの大学が就職に力を入れているのかを確認しておきましょう。有名私立大だけがランクインしているわけではないです。

教育力が高い大学

 この項目はいわゆる「偏差値の高い大学」が多くランクインします。大学を選ぶ際に、自分がやりたい事・研究したい事などがある程度ある人は「教育力が高い大学」を目指すと高いレベルでの教育が受けられます。いわゆる旧帝大や難関国公立・早慶上理・GMARCH・関関同立などがランクインします。

 

研究力が高い大学

 この項目も「教育力が高い大学」と同じで、いわゆる旧帝大や難関国公立・早慶上理・GMARCH・関関同立などがランクインします。やはり偏差値レベルが高ければ、それだけ学生のレベルも高くなり、研究する内容も高度なものができます。ただし就職に直結するかというと、そうではありませんね。高いレベルでの研究は、就職して活かすよりも、もっと広く社会問題を解決する場面での活躍となる場合が多いです。

小規模だが評価の高い大学

 主に文系の大学や単科大学が多くランクインします。この項目は、少人数教育を軸に学生と教授との距離が近いので、手厚い指導が受けられる大学ということになります。お子さんや自分自身が少人数教育が合っている場合は、とても参考になると思います。

入学後、生徒を伸ばしてくれる大学

 この項目は様々な大学がランクインするので、ぜひ確認しておきたいところです。難関大有名大だけではなく、中規模大学や比較的入りやすい私立大までランクインします。保護者の方にとってお子様を成長させてくれるのは魅力的だと思いますので、ぜひ確認したいところですね。

 

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全国の進路主任・予備校進路担当者が生徒に勧めたい国公立大学

全国の進路主任・予備校進路担当者が生徒に勧めたい私立大学

 この項目は進路指導を最前線で行っているプロがおススメする大学なので、ぜひ参考にしてもらいたいです。教員や予備校担当者は定期的に研修会や分析会、大学への訪問調査や説明会に参加しているので、一般の方よりも最新情報を手に入れやすくなっています。

 もちろん教員や予備校・塾講師の中には、昔ながらのイメージで大学を見てしまっている人もいます。実際に通っている高校や塾などで進路指導を受けるときは、聞き手である受験生(保護者)が自分で判断しなければなりませんので注意してみてください。

実就職率ランキング(卒業生100人~500人未満)

実就職率ランキング(卒業生500人~1000人未満)

実就職率ランキング(卒業生1000人~2000人未満)

実就職率ランキング(卒業生2000人以上)

 必須のランキングですね。特に重要なのは「数字のマジックに騙されないこと」です。HP(ホームページ)やパンフレットに載っている就職率や就職者数が「実人数に対してなのか延べ人数に対してなのか」、「大学院進学者やフリーターなどを除いてしまっているのか」などをしっかりと把握しましょう。

 少しでもいい数字で見せたいのが大学側なので、数字のマジックに騙されることなく、実際の就職率・就職者数を必ずチェックしましょう。

国家公務員就職者数

地方公務員就職者数

警察官実就職率ランキング

 上記のような職別のランキングも大変参考になります。これら以外にもランキングがありますので参考にしてみてください。

 


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